きらり渥美のひとめぐりvol.16 荒木正美さん





 
vol.16

 
渥美のデザイン編集者

 あらき まさみ
荒木正美さん
新しい出会いがはじまる
希望のデザインをさがして



 デザイン編集事務所「明星ライブラリー」を運営する荒木正美さん。自宅で開いた英会話教室で、生徒の家族に頼まれた小さなチラシ作りをきっかけに、デザインの勉強を始めた。伊良湖周辺のデートコースマップ「恋さんぽ」で好評を得て、現在は拠点である渥美をはじめ、田原、豊橋、新城、浜松、遠州地域から依頼が舞い込む。





 デザインの仕事で常に意識していることは、視野を広く持つことという荒木さん。「ロゴを作って」という依頼の奥に必要なのは、パンフレットかもしれないし、ブログやWEBサイトかもしれない。依頼主が本当に実現したいこと、解決したいことは何か。それに一番ふさわしいデザインのあるべき形を探していく。
 そのために、依頼主と直接会って丁寧に取材を行い、デザインの提案後も何度も意見をすり合わせ、修正を重ねる。荒木さんはその過程を「その方の人生の本質のような部分に触れさせていただけること」と大切にしている。お店や企業の方たちと共に考え、互いに成長し合えることがやり甲斐につながる。
 また自分が制作したものを通じて、それまでになかった出会いや学びが生まれることも喜びとなっている。





 ひとりだから自分自身が成長し続けなければ未来につながらないと、今も勉強の日々。それは一方で、自分の経験・成長がそのまま仕事に生かせるということでもある。事務所のすべてをひとりでこなす中で苦労もあるが、好きでやっていることだからそれも楽しいのだという。


 20代の頃から「デザインや空間から生まれる新しい世界・出会い・交流・学び」を探求していたという荒木さん。今後は、渥美の素材を活かした料理と暮らしなど「渥美ってこんな素敵なところ!」と紹介できる本を作りたいと考えているそうだ。

 静かな時間が流れる渥美は、「自分の内面にゆっくり向き合うことができる場所」であると荒木さんはいう。若い人たちには、本を読んだり、人と話したりいろいろな出会いをする中で、自分を見つめ、なにか自分の軸となるような「好きなこと」を見つけてほしい。生きづらさを感じるときも、それが励みとなって、前に進む力が生まれるからと語った。






プロフィール

●1974年生まれ 田原市中山出身・在住

●好きな本
●趣味
『センス・オブ・ワンダー』
    レイチェル・カーソン
『べつの言葉で』
    ジュンパ・ラヒリ
楽器演奏
外国語の勉強
読書・山登り

●影響を受けた人
石岡瑛子(デザイナー)
荒木弘道(美術の先生)
川合健二(建築家)



 


 

PAGE TOP